歌舞伎町の喫茶店でパフェを食べたら、周りがホストだらけだった

【土曜の歌舞伎町は韓国の梨泰院ハロウィン転倒事故を彷彿とさせる密集地帯】


20代の頃、中央線沿いに住んでいた。勤務地の最寄駅が東京駅で、住まいが武蔵野市だったから新宿駅は毎日のように通過していたが、昔から人混みが苦手だったことと、当時はスポーツジムのナイト会員で毎日欠かさず夜8時から筋トレ&ジョギングに励んでいたので、不摂生の象徴のような歌舞伎町で途中下車することは一度も無かった。(ビールは毎晩飲むんですがね。)

ただ、筆者の数少ない好きな日本の映画ランキングに、2000年に公開された不夜城がある。金城武と山本未来が主演の歌舞伎町に生きるマフィア達の物語で、原作:馳星周 の小説が元になっている。地図で見ると歌舞伎町と呼ばれる町はほんの狭い一角でしかない。だけどその狭い一角の中に、底知れぬ深い闇が潜んでいるのを感じ取れる街である。知らない文化を覗いてみたくて外国に行くのと同様に、その闇の深淵を少しばかり覗いてみたいという欲求が満たされるから、数年に一度のペースで映画 不夜城が観たくなるのかもしれない。 

筆者はしばらく関東圏を離れる予定もあって、2024年の夏の土曜の夜に、実際に何十年ぶりの歌舞伎町へと足を運んでみることにした。


街角に立つコスプレ姿の女の子たち

【最近流行りのコンカフェの女の子】


女の子が手に持っている「キミとろぐいん」をネットで調べたところ、ネットのセカイから飛び出したあなただけのアイドル育成コンカフェ☆ というものらしい。
女の子が付く店と言えばキャバクラや高級クラブしか知らない自分としては、世の中随分価値観やあり方が変わったものだなぁと感じた次第。映画不夜城を引き合いに出すなら、チャイナドレスを着た美しい水商売の女性はもう存在しないようだ。


ホストに囲まれて食べたパフェ

【パフェ越しに見る、出勤前のホストと同伴の女の子】 

歌舞伎町一番街を進んで突き当たりのビルの2階には昔ながらの喫茶店コーヒーショップ クールがある。普段出歩かない土曜の夜に人混みの中を歩いて疲れたのか、いつもは食べない甘い物が欲しくなって、この喫茶店に入ることにした。古き良き喫茶店の定番アイテムであるビロード調の赤い椅子が並び、大きな窓からは歌舞伎町一番街の一本道がよく見える。レトロな喫茶店だがここは歌舞伎町。お客はほぼ出勤前のホストと、その同伴客と思われる女の子で埋め尽くされていた。女の子は言わずもがな、ホストも明らかにファンデーションを塗っていて化粧濃いめ。ユーチューブ映像でしか見たことがない、最近流行りのK-POP男性アイドルのような顔がそこにはあった。この時の筆者は、黒いデニムのパンツと黒いTシャツ、黒いキャップにスニーカーという出で立ちで、更にどスッピンで一人でパフェを食べてる姿が店内で浮きまくりである。だけど、誰も私のことなど視界にも入っていないようだった。左隣の2人組みもホストとその客だった。「出身は茨城だよぉ♡ 仕事は普通のアルバイトだよぉ♡」とキャピキャピしながらの彼女の自己紹介は、居酒屋で合コンでもしている大学生達と何ら変わらない。なぜ彼女たちはお金を払ってホストに会いに行くのだろう。向かいに座っていたホスト&同伴客は、イケメンととても可愛い女の子だった。この男に一体どれくらいの金額のお金を使っているんだろう?仕事は何をしているんだろう?最近よくニュースに取り上げられている話を鵜呑みにすれば、風俗で働いちゃってたりするのかしら?(だとしたら多分高級ソープ嬢のレベルだと思う。)そうまでして他人のために自分を犠牲にできる心理がよくわからない。人嫌いの私にはまったく理解不能な世界なのだった。


街角のホスト広告

【街角を埋め尽くすホストの看板はまさに異質】


筆者もかなりの酒飲みだが、こんな化粧男らに「姫」などと呼ばれ、ビールを飲む瞬間に「エッサーホイサー 〜△?□×!!!!」などと叫ばれた日には、逆にこっちが金を払って貰いたくなる。(あれはシャンパンを入れた時のコールなのかもしれないけど。)


歌舞伎町の中心に位置するシネシティ広場

【東横キッズの溜まり場を横切るホームレスのおっちゃん】


正面が東急歌舞伎町タワーである。このビルの上部はA Pan Pacific Hotelというヒルトンやシャラトンも顔負けの高級ホテルになっている。調べたら一泊最低US $1,200程だった。完全に外国人富裕層向けである。そんなホテルの目の前がこのあり様とは。汚ねーなー・・・ まるで東南アジアのどこかのスラム街みたいだ。

(さすがに現在は広場でキッズたちがたむろできないように規制されたらしい)


歌舞伎町で暗躍する中国人

【こんな姿のホームレスは、はるか昔NYで見た以来】


歌舞伎町の奥に建つライオンズマンションは通称ヤクザマンションである。ヤクザの事務所がたくさん入っているからそのように呼ばれている。ヤクザ事務所の他の部屋は、風俗嬢の待機場所だったり、ホストの寮として使われているという。まぁ余程の物好きでもない限り、普通の一般庶民はこんな所に住んだりしないだろう。筆者も以前住んでいた神奈川県F市の賃貸マンションの裏手にヤクザの事務所があったが、このご時世ヤクザが通りすがりの人や、近隣の住人に対して何か問題を起こすようなことはほぼ無い。親や周囲の人に「お前が住んでるあの場所、治安はどうなんだ?」と聞かれるたびに、筆者は「すぐ裏にヤクザ事務所があるから治安は良い」と答えていた。実際、長年住んでおもしろくないほど何も事件は起きなかった。これと同様で、歌舞伎町のライオンズマンションだってヤクザ事務所が入っているからこそ、逆に問題は起きにくくある意味静かに暮らせるんじゃないだろうか。これ結構本音。

本題はここからである。このマンションの部屋の持ち主はほとんどが中国人なのだ。歌舞伎町を歩くとたくさんの飲食店が並んでいるが、定食屋にしろ焼き鳥屋にしろ、従業員と店長までは日本人。だけどオーナーまで辿ると実は中国人という店やビルばかりなのである。最近はホストクラブまで購入している中国人もいると聞く。歌舞伎町には昔から台湾人が建てた風林会館などはあったりするが、表面上は日本のように見えて、実は裏側は中国人だらけなのを想像すると、気付いた時にはもう遅い、という何かとてつもない問題がいずれ出てくる気がしてならない。


売春婦の人種は変わった

【歌舞伎町という町は実に汚いところである】


筆者が歌舞伎町を訪れた土曜日の夕方、歌舞伎町内の交番のすぐ横で、煉獄コロアキとそのお仲間達がたむろしていた。あのコスプレみたいな格好でである。
そして、その交番のすぐ裏手には大久保公園があり、この場所では今日本人の女の子たちが客を求めて立ちんぼをしている。昔は東南アジア系の娼婦が立っていた場所に、今は日本人のミニスカ姿の女の子達が立っているのだ。筆者はその光景に愕然とし、時代の流れと日本の国力低下を強く感じてしまった。この先、日本はどこまで落ちるだろう。

コロナ禍、お笑い芸人の岡村隆史 氏がラジオ番組で「コロナによって経済的に苦しくなった可愛い女の子達が、もうすぐ風俗嬢になります。」という発言をして大問題になったことがあった。結局その通りになってしまっているところがまた悲しい。

日本人立ちんぼやホストクラブの規制は徐々に始まっているが、歌舞伎町から回収できる税収はきっと新宿区としては相当大きいはずだ。どこまで一掃できるのか見ものである。


上海小吃(シャンハイシャオツウ)

【映画 不夜城で劉健一が住んでいた家がこの辺りという設定だった】


映画 不夜城 は、なんと言ってもオープニングのモノクロの長回しの映像がかっこいい。
映画の中で劉健一が住んでいた家の辺りは、現実には上海小吃(シャンハイシャオツウ)という、歌舞伎町で30年もの歴史がある老舗の中華料理屋である。

歌舞伎町は落書きだらけ、ゴミだらけ、ネズミも人も多くて、事件事故が頻発、治安も良くはない。だけど「上海小吃」や「青葉」のような心惹かれる店もあったりするから、たまに覗きたくなるとても不思議な町なのである。